乙野花子の生活 in欧州

会社員。BRCA1陽性です。

出張にウィッグで行こうかなと思案中

もうそろそろ出張があるのですが…どうしよう。

まだ、ほんとにあまりウィッグで人に会っていないのですが、心理的なバリアが強く作用するのは以下の順(5.が一番抵抗あり)。

1.見知らぬ日本人以外の人

2.見知らぬ日本人

3.旧知の現地人

4.旧知の現地で付き合いのある日本人

5.日本時代からつきあいのある旧知の日本人

今のところ、一回くらいづつ会っているのは、子供の学校関係のお母さんたち(現地人)、現地の友人(かなりの旧知の仲)だけです。あ、一回会社の人にもあったけど、気づいていなかったような……腕のPICCに気を取られていたというか。

あと、なんか、現地人にはまぁアジア人の顔って一緒に見えるっていうし、微妙にごまかせるんじゃない、という気がするのだけど、昔から知っている日本の日本人の友人らに会うのはすごく抵抗あるなぁ、という感じです。

実際日本の友人などには一人もあってません。髪の毛切っただけで、あ、髪の毛切ったーとか結構反応する人が多いからというのもあるからかなぁ。

で、出張で会うのは、毎年一回くらいあっている仕事関係の人なので、まぁ旧知の人ではないけど……夜一緒にご飯いったりする人も多いので、気づかれたりするのも仕事関係だからこそ、気まずいなぁというのがあるのです。

出張自体も、泊りがけで朝から晩まで、仕事以外でもほぼ昼食、夕食ともにお客さんと一緒という感じで、夕飯後も翌日の打ち合わせがあったりして時に深夜まで……結構きついんだけど、復帰を思い立ったのはいきなり昨日の今日。

なぜかというと。

化学療法が終わればハーセプチンのみ。で、ハーセプチンは併用でしか経験がないのでまったく副作用がないとは断言できないけど、一般的には副作用はほぼなしと言われている。

で、化学療法中でも前回などは通勤していたし、今回のも投与後の一週間以外は断然通勤できる状態。

ということで、ハーセプチン単独になったら体力や体調は改善するだろうから、在宅のほうが絶対いいという感じでもなくなる。在宅は体調が大変な時はいいけれど、人と会わない、しゃべらないという孤立状態(でもこれで今はものすごく救われているんだけど……)。人と交流することってやっぱり楽しいし、免疫も上がるかな。

こんな状態で、復帰のネックとなっているのはズラだけだ!ということに気づいた。

この出張もこの2年くらいいろいろ頑張って成果も出てきたものなんだけど、ウィッグだからと行かないのもなんだかもったいない。これまでにすでに、1クール14日目という脱毛ピークの日程に欧州内出張がぶち当たり、結局行かない羽目に。あと、この出張のちょっと前にもほかに出張の予定があって、私が普通に出勤していたら絶対に参加になる予定のものだったのだけど、これもふいにしたかなと。

なんだか今まで頑張ってきたのに、ことごとく不参加って、なんかもったいない。

このウィッグが絶対バレバレな感じのものだったら躊躇もするけれど、まぁ知らない人が見たら、こういう人、という風にしかとられない感じのもの。お安くなかっただけはあるかなと。

だからやっぱり、行きたいかも。

しかも、脱ズラできると踏んでいる年末に復帰すると、絶対に出張には行けないんだけど、年末に絶対に100%脱ズラできる保証はない……。ということは、出張もふいにして、結局復帰は着ズラのままだとするなら、着ズラのまま体力の戻っているであろう時期にすぐに復帰して、自分の担当の部分はこなしたい、というのが素直な感想。

うーん、まずは一か月後の結婚式のお呼ばれをまずは目標にウィッグアレンジに精を出そう!